無呼吸症候群にマウス ピースは効果がある?

マウスピース

一般的に、無呼吸症候群の対策としては医療用のマウスピースを利用して状態を改善する方法があります。この方法は、比較的無呼吸症候群の症状が小さな人には大きな効果を発揮することが可能であるため、困っている人は利用することが賢明です。

睡眠時無呼吸症候群とは

そもそも、無呼吸症候群は上気道に酸素などの空気が通るスペースがほとんどない状況で発症する症状なので、上気道を大きく広げて呼吸をしやすい状態を作ると自然と解消できる症状だという前提を知っておかなくてはいけません。

この症状になっている人の9割以上の患者はこうした気道の確保が上手くいかずに呼吸が止まってしまっているタイプに該当しています。このように軌道が狭くなってしまう要因は、首やのどの周りに脂肪がついてしまったり、扁桃腺が大きくなってしまっていたり、舌根沈下と言って下がのどの方に入ってしまう症状を患ってしまっていることです。

基本的に、空気の通り道を遮るような要因が存在すると呼吸をするスペースがなくなってしまうわけですから、自然と無呼吸に近い状態になってしまいます。特に、寝ているときには意識をして呼吸をしているわけではなく無意識のうちにそのような体制になってしまっているケースも少なくありません。

睡眠時に意識的に呼吸をしようと考えている人は皆無であるため、こうした症状が発症するケースでは寝ているときに対策をするのではなく、寝る前にきちんと対策をして睡眠時には無呼吸にならないようにしておくことが最善なのです。

また、こうした無呼吸の症状に陥ってしまう人は筋肉や脂肪の量、そして骨格とのバランスが関係していることもあります。これは先天的な体質の問題で、特に本陣が個の体質の問題に当てはまることが多いです。元々、日本人は脂肪や筋肉の量に比べて骨格がそれほど大きくはない人が多いのです。

筋肉や脂肪の組織の量が増えていけば、骨格の小さな日本人の上気道は自然と小さくなっていきますので、日本人はもともと無呼吸になりやすい体質にあると言えます。元から空気を取り込めるスペースが小さいところにさらに小さくなるような状況が混ざってしまうため、日本人は無呼吸で苦しむ人が多いのです。

睡眠時無呼吸症候群の解決方法

こうした呼吸のスペースに関する問題を解決すれば比較的簡単に症状を改善できることは言うまでもありません。実際に、無呼吸を簡単に改善する方法としては横向きに睡眠をとることが挙げられます。人間は、あおむけに睡眠をすると下がのどの方に入る混んでしまうように身体が出来ていますので、自然と気道が狭くなってしまいます。

一方で、あおむけではなく横向きで睡眠をとるようにする気道のスペースが大きくなるのでこれだけで無呼吸を改善できる人もいるくらいです。これは、十分なスペースをとって気道を確保することが、この症状を治療できる最善の策であるという典型的な例です。これはいびきにも共通していることであるため、無呼吸とともにいびきをよくする人もこの対策で改善できる可能性が高いです。

そして、マウスピースが無呼吸症候群に大きな効果を発揮するのもこの症状の根本的な原因と関連しています。この症状を治療する際に利用されるマウスピースは歯科装具に利用されている製品ですので、歯にきちんとマッチするように作られています。そして、この機器を付けると下あごが上あごよりも前に出るような形になりますので、自然と空気の通り道を作りやすい状態になるのです。これは無呼吸だけではなくいびきを治すためにも利用されているものなので、医学的な観点からも非常に理にかなった治療方法であると言えます。

ただし、マウスピースを利用しても改善することができないケースも少数ながら存在します。それは、残りの1割の原因となっている中枢性睡眠時無呼吸タイプの症状です。このタイプの無呼吸の症状というのは、脳から正常な指令を出すことができなくなった結果無呼吸になってしまう症状であるため、外的な身体的な特徴を改善して気道を確保したとしてもほとんど意味がありません。

呼吸の指令を脳が正常に出すことができないことによって無呼吸の状態が生じてしまいますので、この患者は気道は通常の状態になっていることが大半なのです。そのため、この症状になっている人はマウスピース以外の方法で無呼吸を改善するように考えなくてはいけません。

結局のところ、マウスピースを利用して無呼吸症候群を治療できるのは上気道に問題がある患者に限定されるということです。ただ、上気道に問題のある患者は全体数の9割以上の患者に上ることは上記でも述べた通りなので、ほとんどの患者は呼吸するスペースの改善によって症状を治すことができると言っても言い過ぎではありません。

また、こうした歯科装具だけで満足できない人は気道を確保するために気道を圧迫している脂肪を無くすための軽い運動なども効果的です。簡単な組み合わせによってより有益な無呼吸症候群の治療の効果を発揮できます。